水回りのリフォームのタイミングは?耐用年数やチェックポイントを解説
目次
水回りは、家族みんなが毎日使うため、使い勝手や機能性が重視されます。急に使えなくなると不便さを感じるため、予めリフォーム計画をたてておくのがおすすめです。水回り設備は同じようなタイミングで故障することがあるため、まとめてリフォームしたり、優先順位を考えておくといいでしょう。また、水回りの設備と一緒に周辺のリフォームを行うことで、内装のデザインや使い勝手を良くすることができます。
この記事では、水回り箇所の耐用年数やリフォームを考え始める目安となるチェックポイントを解説しています。おおよその時期やリフォームする範囲をざっくりと決めておき、設備や周辺を普段から観察しておくことで計画的にリフォームを進めることができますよ。
水回り箇設備の耐用年数
毎日使う水回りは、いくらお手入れをしっかりしていても、時間の経過によって劣化していきます。
目に見える部分はキレイでも、配管などの見えない部分が劣化していることもあるため、耐用年数を目安に交換するのがおすすめです。
交換せずに使い続けていると、漏水したり、周辺の基礎部分に影響が出る可能性があるため注意が必要です。
下記表に代表的な水回りの設備の耐用年数をまとめました。それぞれの設備の耐用年数は目安として、普段から設備のチェックは怠らないようにしましょう。
(出典:タカラスタンダード「メンテナンススケジュール」★ここをクリックでリンク★)
水回りリフォームのタイミングを知りたいならここをチェック
使い方によって、設備の老朽化には多少の差が出ます。
耐用年数はおおよその時期として考え、実際にリフォームするタイミングは自身で設備を確認しながら決めましょう。
設備のチェックポイントを確認し、普段から確認しておくことで、リフォームのタイミングをしっかりと考えることができます。
キッチン・浴室・トイレ・洗面台の4箇所について、チェックポイントを解説します。
キッチン
(出典:タカラスタンダード「メンテナンススケジュール」★リンクはここをクリック★)
キッチンのリフォームといっても、本体を丸ごと交換するケースばかりではありません。
水栓やコンロ、レンジフードなどさまざまな部位の交換が可能です。
リフォームするべきかを確認するときには、まず各部位をチェックしていくといいでしょう。
- 水栓・レンジフード・コンロ・食洗器の不具合
- 蛇口やシンクしたの水漏れ
- 排水溝のつまり・ヌメリ・ニオイ
- 頑固な油汚れやカビ、サビ
- 床材・壁材の汚れ
- 収納数が足りているか
チェックポイントに当てはまらない場合でも、使いにくさを解消するためのリフォームを検討するのもいいでしょう。
キッチンの向きを変更したり、家族の増加によってもっと大きなキッチンを設置したり、本格的なキッチンを導入するのもおすすめです。
毎日長い時間を過ごすキッチンを使いやすくすることで、生活の質も向上しますよ。
お風呂
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湯水を使うことで湿度が高くなりやすいお風呂は、リフォームのタイミングをしっかりと見極めましょう。
土台まで水が浸食してしまうと工事費用が上がり、リフォームせずに使い続けてしまうと維持費がかさんだり、結果的にリフォーム金額が高くなったりします。
チェックポイントに当てはまるものがない場合でも、目に見えない部分の劣化が進んでいる可能性があるため、20年ほどメンテナンスをしていない場合には、リフォームを検討しましょう。
- お風呂の浴槽・壁・床にひび割れがある
- カビがひどい
- 排水溝のつまり・ヌメリ・ニオイ
- パッキンの傷み
- お風呂の外の壁の水染み
- お風呂のとなりの床がぶよぶよしている
お風呂をリフォームするメリットは、綺麗になることだけではありません。
最新の設備やユニットバスを取り入れることで、断熱性が上がり、ランニングコストを下げることができます。
カビなどの汚れに強く、お手入れがしやすいユニットバスを導入すれば、毎日のお掃除も手軽になります。
お風呂は危険が潜んでいる場所でもあります。
寒暖差によるヒートショックや転倒の危険があるため、バリアフリー仕様になっていない場合には、折りを見てリフォームを考えてはいかがでしょうか。
手すりや浴室暖房などをつけることで、安心して快適に入浴することができます。
お風呂をリフォームする場合、補助金や助成金を受け取ることができる場合もあるので、費用が心配な方は一度確認してみてください。
トイレ
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トイレは毎日複数回使用しますが、目に見える部分よりも見えない部分の方が劣化が早い設備です。
水漏れやつまりなどのトラブルが増加した場合にはリフォームを考え始めましょう。
トイレの種類によっては、交換目安を知らせてくれるお知らせランプが設置されているものがあります。お知らせランプが点滅したら、故障している箇所がなくても点検を行いましょう。
- 便座のひび割れ
- 温水洗浄便座の異音や故障
- 水漏れやつまりの増加
- 汚れがこびりつきやすくなった
古いタイプのトイレは修理しようと思っても、メーカーに在庫がない場合があるため、リフォームも選択肢にいれてみてください。
手洗い場の設置や自動洗浄機能の追加など、生活をより快適にするためのリフォームもおすすめです。
また、トイレをリフォームすることは節水にもつながります。
最新のトイレは10年前のトイレの設備を比較すると、半分以下の水量で流すことができます。
従来の温水洗浄便座に比べて、少ない電力で便座を温めることができます。水道光熱費を節約したい方にもトイレのリフォームはおすすめです。
洗面台
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歯磨きや洗顔、手洗いなどでつかう頻度が高い洗面台は、配管なども痛みやすい設備です。
洗面ボウルに使われている人工大理石や陶器などは、重たいものを落とすと割れてしまいます。
また、洗面台自体には問題がなくても蛇口だけ故障してしまう場合があります。
洗面台の故障は水漏れに繋がってしまう可能性が高いため、点検をしっかり行い、故障した場合には速やかに修理やリフォームを行ってください。
- 蛇口
- 洗面ボウルの汚れや傷、色素沈着
- ゴムパッキンの傷み
- キャビネットのがたつき
- 床や壁の劣化
洗面台はさまざまな用途で使うため、生活スタイルの変化によって使いにくくなる場合があります。
洗面台をリフォームすることで朝の準備がしやすくなったり、家事動線がスムーズになったりします。
また、洗面台は脱衣所全体のインテリアを大きく左右するため、内装を変えたい場合にも洗面所のリフォームはおすすめです。
家族が増えたタイミングで、洗面ボウルや収納を増やすのもいいでしょう。
まとめ
水回りは毎日使うため、故障してから修理やリフォームを考え始めると、使えない期間の対策ができず、慌ててしまいます。
選択肢が狭まることもあるため、故障前にリフォームについて大まかに考えておくのがおすすめです。
各設備のチェックポイントを確認して日頃から自分で点検を行いましょう。
住まいあんしん倶楽部では、設備の交換から間取り変更、増改築など、幅広く対応しています。
お風呂・キッチン・洗面・トイレ・給湯器など、特に力を入れているのが水回りのリフォームです。
リフォームプランがしっかりと決まっていない状態でも、ご要望をしっかりとヒアリングさせてただき、プランを提案いたします。お見積りは何度でも無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。