トイレリフォームを失敗しないためのポイント!TOTOやLIXILなど人気メーカーを紹介
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トイレは人生に何度もリフォームする場所ではないからかこそ、リフォームは失敗したくありませんよね。トイレのリフォームを失敗しないために、どのようなことに気を付けたらいいのかわからない方も多いでしょう。この記事では、トイレのリフォームを失敗しないためのポイントを詳しく解説します。トイレ本体を選ぶ時に迷いがちなメーカーやモデルについてもおすすめを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレリフォームを失敗しないためのポイント
家族が毎日必ず使うトイレは快適な空間にしたいですよね。ポイントを抑えて、使いやすく快適なトイレにリフォームしましょう。ポイントは、「先を見据えたトイレリフォーム」・「節水機能の比較」・「メンテナンス性能のチェック」・「タンクレストイレの導入」・「メーカーやカラーはオーソドックスなものを」の5つです。それぞれくわしくみていきましょう。
先を見据えたトイレリフォーム
トイレをリフォームする機会は、人生でそう何度も訪れるものではありません。トイレ本体は陶器でできており、割れたり壊れたりすることは少ないため、10~20年程使うご家庭が多いのではないでしょうか。リフォームする必要がでてきた時期に、家族みんなが問題なく使えていても、次のリフォームの機会が来る前に、手すりや段差を解消したいと考える可能性は充分に考えられます。
トイレは家の中でも比較的狭い空間です。座ったり立ったりするのに手すりがあるだけで、使いやすくなるでしょう。また、外を内開きにしておくと出入りが楽になります。トイレは早い段階でバリアフリーを盛り込んだリフォームを検討するのがおすすめです。
節水機能の比較
昔のトイレは一回の水量が多く、その分水道代が高くなっていました。そのため、新しいトイレに交換する時には、各モデルの節水効果を比較するのがおすすめです。1989年~2001年に販売されていたトイレは、一度の水量が13L。2002年~2006年に発売されたトイレは、一度に8Lもの水を流しています。
現在では、多くのメーカーが小洗浄の水量が3.8Lというトイレを販売しています。LIXILの公式HPによると、現在販売されている水量3.8Lのトイレに変更することで、一年間の水道代が約13,800円節約されます。(上下水道 265円/㎥(税込)4人家族が一日 大洗浄1回/人・日、小洗浄3回/人で計算した場合)
また、昔のトイレは水流が縦方向に流れていたため、水の量が多いだけではなく、水の跡が縦じまのように残りやすいというデメリットもありました。しかし、現代のトイレは渦巻き状に水が流れるため、昔のトイレに比べて少ない水量できれいに洗浄することができます。
昔の便器が使えそうだと感じても、水道代のことを合わせて検討するとリフォームしたほうがお得になるケースも多々あります。バリアフリーリフォームのみを検討していた方も一度トイレ本体の交換を視野にいれて検討してみてください。
出典:LIXIL「 毎日使うから少しでも節水できるトイレに」https://www.lixil.co.jp/reform/imadoki/toiletroom/eco.htm
メンテナンス性能のチェック
現在販売されているトイレには、便利な機能がたくさん搭載されています。その中でもおすすめしたいのが、トイレのメンテナンスを楽にしてくれる機能です。トイレの機能としてイメージしやすい、「抗菌水の生成」や「消臭」などは、トイレ本体だけではなく空間自体もきれいにしてくれます。トイレに汚れや水垢が付きにくい特殊セラミックを使っているものもトイレ掃除の手間を省いてくれます。
また、トイレのサイズもメンテナンス性能に関わります。タンクレストイレやコンパクトトイレはそれだけでトイレの拭き掃除などが減り、つなぎ目がすくなければ汚れが溜まりにくくなります。床材や壁材も汚れがふき取りやすい素材を選ぶことで、お掃除しやすく、清潔なトイレを保つことができます。リフォームの段階から普段の生活を想像しながら計画しましょう。
タンクレストイレの導入
現在人気が高まっているタンクレストイレの導入も検討してみましょう。メリットやデメリットを知り、ご自身の家のトイレに必要かどうかを考えてみてください。
タンクレストイレは、デザイン性の高さから非常に人気のあるタイプのトイレです。凹凸が少なく、ミニマルで洗練された印象を与えます。便器に凹凸が少ないため掃除しやすく、メンテナンスの面からもメリットがあります。デメリットとして、停電時に水が流れなくなる可能性があることが考えられます。タンクレストイレは、電気を使って水を流します。停電時用にレバーや予備電池で流せるものもあるため、不安な方は確認して下さいね。また、タンクがないため、手洗いを別に用意する必要があるのがデメリットにはなります。しかし、タンクに水を貯める必要がないため、連続して水を流すことができます。朝の忙しい時間帯に、家族で連続してトイレを使用できるのはメリットですね。
メーカーやカラーはオーソドックスなものを
トイレは簡単に壊れるものではないため、修理やリフォームする時には発売から10年以上経っていることも珍しくありません。トイレの一部が破損してしまい、修理が必要になった場合、特殊なメーカーや珍しいカラーのトイレは修理部品を販売していない可能性があります。
また、オーソドックスなメーカーやカラーは飽きがきにくく、空間をデザインするのにも困りません。トイレに特別な思い入れがある場合を除き、トイレのメーカーやカラーはオーソドックスなものを選択するのがいいでしょう。
人気のトイレを紹介
トイレ本体を交換しようと考えても、メーカーやモデルが多くて選びきれずに困っている方もいるでしょう。ここでは、特に人気の高い「LIXIL」と「TOTO」のトイレの特徴を紹介します。また、それぞれの人気モデルの魅力も解説しますので、まだどのトイレを導入するか決めていない方はチェックしてみてください。
LIXILのトイレの特徴
LIXILは、陶器メーカーであるINAXと住宅建材メーカーであるトステムが経営統合したことによってできた会社です。LIXILのトイレは、お掃除がしやすく、トイレを清潔に保つことができるポイントを多く備えています。
LIXILのトイレは新素材の「アクアセラミック」でできており、トイレのくすみの原因となる水垢や汚れを付着させず、簡単に落とすことができるのが特徴です。また、トイレの汚れは、トイレ表面の傷によって付着しやすくなりますが、アクアセラミックは非常に頑丈で傷が付きにくいため、ツルツルの状態を長く保つことができます。
また、便座部分が上に上がる「お掃除リフトアップ」は、今まで手が届かなかった部分も掃除できる機能です。便座が真上に上がるため、便器と便座の隙間部分を奥まで簡単にふき取ることができるようになっています。
アメージュZ
アメージュZはコンパクトなタンク付きトイレです。大洗浄は5L、小洗浄3.8となっており、節水設計となっているのが嬉しいポイント。高機能なトイレは、便座一体型となっているものが多くありますがアメージュZは好きな便座を組み合わせることができるため、使い慣れた温水洗浄便座を付けることができます。手洗い場がトイレのタンクに付いたタイプを希望の方やコンパクトで便座が選べるタイプのものを探している方におすすめです。
LIXIL サティスS
サティスはリクシルのタンクレストイレシリーズです。サティスSはコンパクトなタンクレストイレで、ルームリフレという特別な機能がついています。一定時間になると、トイレの蓋が開き、搭載されているプラズマクラスターイオンが室内に拡散されます。トイレ本体だけではなく、空間全体が除菌されるのが魅力です。
また、サティスには、サティスノーブルレーベルというブラウンとブラックの2色があります。白を基調としたトイレが多いですが、トイレを特別な空間にしたい型や重厚感のあるルックスが好みの方は、チェックしてみてください。
TOTOのトイレの特徴
TOTOは日本のトイレを代表すると言っても過言ではない衛生陶器メーカーです。TOTOのトイレは、掃除・除菌・においの3つ視点から、きれいを保つことができるのが魅力です。
トイレ本体をノイズレスデザインに仕上げており、凹凸がないため、どの部分にもほこりや汚れが溜まりにくい形状です。ウォシュレット部分も便座の形に沿うように作られているため、手軽に掃除できます。
トイレを使用する前に「きれい除菌水」が吹きかけられることで見えない汚れが分解され、金を除菌します。トイレ本体だけではなく、ウォシュレットのノズルも定期的に外側・内側を洗浄・除菌します。汚れが溜まりにくいフチなしの便器やワンプッシュで便座が持ち上がるお掃除リフトなどの機能もあるため、トイレをいつでも清潔に保てます。
TOTO ピュアレストQR
ピュアレストは、手洗いの有無を選ぶことができるタンク付きトイレです。陶器表面の凹凸をナノレベルでなめらかに仕上げ、汚れが付きにくく落ちやすくした「セフィオンテクト」が採用されています。
便座は予算に合わせて組み合わせることができます。節水効果も高く、大洗浄は4.8L、小洗浄3.8で洗浄します。
TOTO ネオレスト
ネオレストはタンクレストイレシリーズです。「においキレイ」という機能が最大の魅力。においキレイは、一日のトイレ使用時間を学習し、使用頻度が上がる1時間前に作動します。においをカートリッジに取り込んで脱臭します。
また、ネオレストはオート機能が豊富です。瞬間暖房便座・ライト・蓋の開閉など、人を感知して自動で作動します。消臭・便器洗浄・温風乾燥なども、自動で判別して作動するので、気づかないうちにトイレが清潔に保たれているのが嬉しいですよね。
まとめ
トイレのリフォームを失敗しないためのポイントや人気メーカー・モデルを紹介しました。トイレのリフォームは先を見通した計画や水量などのランニングコストを確認し、普段の生活をイメージして機能を選びましょう。トイレの2大メーカーであるLIXILやTOTOはお手入れがしやすく、トイレをきれいに保つことができるポイントを多く備えています。トイレに必要な条件をしっかりと確認しながら、理想の空間を作り上げてくださいね。